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欲しいものは持ってる人からもらう [考えたこと]

15才の頃・・・
なぜか私の周りには 
いわゆる家庭の事情ってやつを抱えている友人が集まった。

両親が離婚をして片親だけと暮らしていたり、
父親が早くに亡くなっていたり、
両親とは会ったこともなく祖父母に育てられていたり。

今思えば・・彼女達とは足りないものをお互いに補い合おうとしていたのかもしれない。
友達というには近すぎる距離・・
私達は一緒に居られるだけ一緒に居た。
離れていると・・すぐに会いたい気持ちになった。

彼女達と一緒に居ると 暖かくて優しい気持ちになった。
そして、切ないという感情も教えてもらった。

「両親はどこかで生きているけれど、顔も覚えていないんだ。」 と話す友人。
15歳の私は そのどこかに生きているという友人の親に文句が言いたかった。
けれど、言う相手がいない・・・。
行き場のない思いを知って
私にはどうすることも出来ないことがあることを知った。

「テレビドラマを観ているよりも こうして人と会ってるほうが断然面白いのにね。」
と友人はよく言っていた。
(その言葉通り、現実(リアル)・実感はテレビの中には無かった。)

切ないことがあったときには ただ黙って一緒に居るだけのこともあった。
夜の街を一緒に歩く・・・
一緒にいることが
あの頃は必要だったのだと今は思う。



きっと、両親から与えてもらいたかったものは 沢山ある。
(愛情、優しさ、励まし、思いやり・・・その他たくさん)

だけど 無いものは欲しがっても もらえない。


両親が生きているとしても 
私達が欲しいものを両親が持っていないとしたら
持っていないものをもらうことは出来ない。

両親だけとは限らない。
恋人や友人から もらいたいものも沢山ある。
けれど 基本は同じ。
その相手が 持っていないものはもらいようがない。
じゃあ どうすればいいのか・・・

持っていない人からもらおうとする気持ちを手放して、
持ってる人からもらうという考え方にチェンジをすれば、
実は・・・持っている人の傍に居るだけでもらえるようになる。

それとは 逆に 
持っていないものを「くださいと」お願いされたとしたら・・
残念だけれど 私には あげられない。
あげたい気持ちがあったとしても ないものはあげられなかった。

思いやりや やさしさ・・その他 さまざまなもの・・・
自分にないものは 人にあげることは出来ないことを知る。


だけど、
どうしてもあげたいと思う気持ちがあるのなら
少しづつでも集めて揃える(笑)
どうにかして自分で持つことだ。


とにかく、「この人から 絶対にもらうんだ。」などと限定しないほうがいいし、
(この人からという部分にこだわると 相手も自分も苦しめることになると思う。)

一人のひとから すべてをもらおうとしないほうがいい。
(すべてを兼ね備えている人はいないし、依存は相手を不自由にする。)


私達に必要なものすべては もっている人からもらおう。

そして・・・

人にあげられる自分になろう。


        
  
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